2013
 

25年元旦                 
謹んで新年のお慶びを申し上げます

旧年中はご愛顧を賜りまことにありがとうございました。

本年もどうぞよろしくお願いします

尚、新年は5日(土)のディナータイムから営業させて
頂きます

25年1月                  

宇和島産活け〆真鯵

45cmの大物。縞鯵並み
四国宇和島の対岸は豊後水道を挟んで佐賀関
佐賀関といえばご存知関鯖、関鯵。
ほぼ同じ漁場。
佐賀関に揚がれば関鯵
佐田岬に揚がれば岬鯵
宇和島に揚がれば宇和島産。
          


25年2月                 

 前回紹介した鯵が獲れた宇和島から南に30キロ程にある
 高知宿毛から
 活け〆天然縞鯵。
 
 上の縞鯵は夜逃げの疑惑が・・
   ※ 夜逃げ=養殖場から逃げ出した半天然化したもの
 荷主は漁場の近くは養殖場はないと言っているらしいが・・
 
 もしくは、釣り客を乗せた釣り船が多く
 撒餌をいっぱい食べたか?



営業時間の変更のお知らせ

25年2月                 

 誠に勝手ながら
 ディナータイムのラストオーダーの時間を
 22:00のところを
 2月より21:00とさせて頂きました。
 
 尚、この度、毎週火曜日のディナータイムは予約制と
 させて頂くこととなりました。
 前々日までの御予約をお願いいたします。
 ご理解を承りますようお願い申し上げます。
 詳しくはお問い合わせ下さい。

 
 25年2月                 
  

   今年もヒヨドリとキジバト入荷。
   伊豆山の廃園になったみかん畑のみかんを食べている
   ヒヨドリ。
   空気銃で捕らえたものです。
   今年は近年では珍しく渡りの群れが大きいらしい。
   今年の冬は寒いからね。
 
 

 25年2月                 
   
   伊豆大島沖から アコウダイ。
   3kg級の上物。
   深海から釣り上げるので
   引き上げるさいご覧の通り目や浮き袋が膨らむので
   浮力でどんどん浮き上がってくる。
   ハリがいっぱいついた仕掛けでつるので
   次々と浮かび上がってくるこの様を
   アコウの提灯行列と釣り師は呼ぶ。

 
 25年3月                  

 真鶴産朝どれの鰆。
 5.2kの上物の鰆。
 岡山だけじゃあない、国立でも鰆の刺身は食べられる。
          



25年4月                  
 京都物集女から極上の筍。
 その名も「ほんまもん」
 いや、名前なのか?
 物集女の筍は京都桂川の西域に広がる丘陵地帯の竹林から
 朝掘りされた逸品。値も最高級。
 でも、まともに買ったら大変なのでそこは上手く買いました。
 色白のこの筍の風味はいいね~
          


 25年4月                  
 小田原産スルメイカの小イカ。
 ご覧の通りの大きさ。
 コルクと並べてみた。
 二つ並んだ上の赤っぽいのはホタルイカ
 (紛れてた。相模湾でもホタ ルイカが生息するんです。)
 この大きさのスルメイカは珍しい。
 俗称があるのか仲卸の人に聞いたところ
 市場の伝票は「ミニミニ麦イカ」となっているらしい。

          


 25年4月                  
 小田原産のスミイカ。甲イカのことね。
 私が幼少の頃、
 うちの田舎に小さな市場?があって
 付近にやたらこの甲イカの骨が転がっていたことを
 思い出します。
 こいつの墨でソースをつくります。
          

25年4月                  

   今日は気温があがるらしい。
   久しぶりにバイクで出かけよう。
   
   まずは大垂水峠をこえて相模湖。
   
   皆さん、相模湖の湖畔は知っていても
   ダムそのものを見たことがないでしょう?
   
   甲州街道沿いの木々の僅かな隙間から
   ダムが見えるのです。         




     しかし、風が強いなー
   
     南風が強く生ぬるい。
   
     どうせ走るなら少し涼しくて
     風がさえぎられる場所がいい。
   
     奥相模湖の道志ダムを渡り

   

   
   選んだルートは道志みち。
   
   道志みちは谷間を流れる道志川に
   沿って遡り山中湖まで続く道。

   休日でもないのに
   陽気が良いせいかバイクが多い。
   30年くらい前は未舗装だったこの道も
   随分きれいになった。
   走るバイクもオフ車からロードに様変わり。
   
   道志の道の駅までいいペース。
   でも、目的のひとつだった天然の山菜は
   道の駅にはなにひとつない。
   おかしいな?

   ポスターを見つけた。
   この週末に山菜祭りがあるらしい。
   週末に合わせて溜め込んでいるのか?
    

   
   
   じゃあ、富士の樹海だ。鳴沢だ。
   で、山中湖。
   曇っていたので富士山はあきらめていたが
   突如、その姿を現す。

   まだ桜が咲き始めた山中湖畔から
   写真撮影。

   セルフタイマーで写真を撮ると
   なんだか淋しいおもいに
   なるのは
   きっとまだ富士の麓は寒いからだ。と
   自分に言い聞かせてみた・・・
   

  荒れた湖面に浮き沈みする川鵜を見ながら
  あれを写真に撮れば
  ネッシーならぬヤッシーだなんて
  下らぬ事を考えたら
  ますます寒くなってきたので
  はやばやと
  鳴沢方面に向かう。



参照


  で、山物の市場で山菜をゲット。
  天然「たらの芽」と「こしあぶら」
  
  これで寒さも忘れた。







 25年5月

  静岡、御前崎沖から天然岩ガキ。
  これでも小さい方。
 

 25年6月                

  長崎対馬から穴子。
  江戸前の穴子はしばらくひかえているので
  他の産地から。

 
25年7月


 

  熊本から天然鮎。

  球磨川の支流、川辺川から。
  今年は球磨川とお隣の佐敷川から入荷予定。



 
25年8月
  
  小田原、伊勢海老漁解禁!

               
25年8月         
 
 
  瀬戸内香川から活けの渡り蟹
  やはり西の出身者は蟹といえば渡り蟹。



25年8月                  
夏休みを頂き、故郷の岡山に帰ってきました。
写真は岡山の観光地のひとつ「倉敷」
私の生家から車で15分位。
近すぎるとあまり行かないもので、
今回、久しぶりに訪れました。
大原美術館がある美観地区と呼ばれるエリアを
約30年ぶりに歩きましたがほとんど変わっていない。
ただ、全体的に綺麗になっている印象を受けました。
                     




実家に帰っても、じっとしていない私は
すでに山陽自動車道を西に走る。

喉の渇きを覚え、広島の宮島SAに立寄る。
流石、SA内の公園にも朱色の鳥居。
写真の鳥居の奥にうっすらと見える山並みが厳島。
通称、安芸の宮島。世界遺産。
海上に浮かぶ朱色の大鳥居は望遠鏡で
微かに見えた?と思う。

    
    
    西に走りながら、思い出す。
    あの頃を。
    私が東京に出てきた頃。

    飲食とは無縁な職場で奴と出会い、
    寝食を共にし日本の行く末を案じていた頃。

    なんと、その彼がソムリエとなり
    現在、博多で話題のフレンチレストランの
    支配人だというではないか!
    会いに行かねばなるまい。

    25年前、渋谷で飲んだのを最後に
    再会した場所は博多天神。
    注文した壱岐麦焼酎「ちんぐ」
    計らずともラベルにはこう書いてある。

    「ちんぐとは、共に真を語り夢を描く
                   大親友の意なり」

     
     
      

       




              

  
  飲み倒した翌日、
  彼の勧めもあり、熊本をめざす。

  天草で40℃を越えた当日
  阿蘇に向かってひた走る。

  「暑い」・・・

  暑いというのに
  食べてみた。
  「馬肉ちくわコロッケ」

  だって、馬肉のちくわと思うでしょう?
  正体はちくわの中に
  馬肉の入ったマッシュポテトを詰めて
  パン粉をつけて揚げたもの・・・

  「厚い」
  「熱い」

  より「暑い」・・
  
  胸までやける。
              
    
    気をとりなおして
    涼しそうな処に泊まろうと
    着いた処は
    「黒川温泉」   当たり。
    良い所ですよ、ここは。
     
     
    山あいの露天風呂。
    囲炉裏で一献
  
    しばし、浮世を忘れましょう。




 


    


  

  そして、翌日は「やまなみハイウェイ」
  
  台風の影響が懸念されたが
  晴天に恵まれ
  青い空、白い雲、そして草木の緑
  続くワインディングロード。

  モーターサイクリストにしてみれば
  最高の舞台なのだが
  とにかく今年の夏は暑すぎる。
  すれ違うオートバイも 
  数台だけ


  途中、気になる場所も
  あったのだが
  いっきに湯布院まで駆け抜ける。

  
  
  
    
     目的は「東洋のチロル」と称される
     景勝地「由布川渓谷」

     高さ60mもの断崖が12Kmも続き
     しなやかな曲線美を描く岩肌を
     幾筋に分かれ流れ落ちる水

     こんな事を謳われ、こんな写真見たら→
     昨日まで知らなくても
     寄りたくなります。

     着いてびっくり。
     情報収集不足でした。
     この景色を見るためには
     川の水の中を延々と歩かなければ
     ならない。それなりの装備がいるじゃん。
     教えてよー。
     
    





    あっ、やばい。
    フェリーの時間に間に合わない。
    急げ。
    ぎりぎりセーフ。
    佐賀関→三崎 国道九四フェリー
     
    でも、まだ関鯖食べていない。
    が、容赦なく船は出港。

    豊後水道横断します。
    漁場観察のため、ずっとデッキに
    潮まみれ。 
 
            
   で、四国は今回は端折って
   瀬戸大橋からの夕焼け。
   ちょっと、遅かった。
   日が沈んじまったー。

   四国銘菓一六タルトの
   のの字に気をとられすぎた。
      




 25年9月                  
 三河産の泳ぎの天然車海老。
 天然物は今では稀少。
 車海老は海老の中でもトップクラスの旨さだが
 車海老を装う他の海老のせいか
 世間での評価はその実力と見合わないのは
 悲しい限り。
 是非、本物の天然車海老をどうぞ。
          


 25年9月                  
 久しぶりに青森大間から「峰フジツボ」
 食べるところは非常に少ないが
 その汁は旨い。
 まあ、珍味です。
 よくある質問でフランス料理でどう使うのか?
 と聞かれるのですが
 うちの店は茹でるだけ。そのままお出しします。
 手抜きではないです。          


 25年10月                  
 小田原産朝どれのアカエイ。
 私は知らないけど、
 東京では昔の家庭でよく食卓に乗っていたそう。
 煮つけが主流。
 フランス料理ではムニエルが定番?
 じゃあ、ル・クリマでは何?
 答えはご来店の折。
          


 25年10月                  
調理師学校の講師の仕事も久しぶりの休みなので
何処かへでかけよう。
この時期だとたまには定番の中禅寺湖へ紅葉狩りはどうだ?
ちょっと天気はあやしいけどとりあえず出発。
渡良瀬川沿いに日光をめざす。
時折、雨か?と心配するが
なんとか「いろは坂」にたどり着く。
視界10m。
霧で何にも見えない。
明智平も深い霧。
華厳の滝どころか視界は真っ白。          
   

金谷ホテルを過ぎ、ボートハウスまで来たとき、
突然、霧が晴れる。
辺りはすっかり紅葉。
  霧が晴れるにしたがい気分も晴れる。
  竜頭の滝はすぐそこだ。
  着いた。
  が、人の多さにうんざり。
  
  じゃあ、湯滝はそうでもないだろう?
  あたり。
  時間も遅いので、ほとんど人はいない。
  紅葉も盛り。
  いいねー
  いいよ、いいよ。
  ここの滝の楽しみは
  滝の流れ出しも滝上から見えるところ。
  こんな穏やかな流れから
  右のような滝に流れ出す。
  水面に浮かんだ落ち葉も
  スプラッシュマウンテン。
   
     
     
  
   日が暮れる前に峠を越えよう。
   が、白根山を望む
   金精峠も霧で真っ白。
   
   まさに滝だけ見に来た休日でした。


25年11月                  
 今年もカラスミ造りが始まりました。
 原料のボラの卵は姫路から。
 まずは血抜き。
 このあと、塩につけて
 天日に干すわけだが
 ル・クリマのカラスミの味の秘密は
 この塩漬けにある。
 その工程を経て
 国立大学通りの並木に渡る風と天日におまかせ。
          

 
 25年11月                  
 北海道大雪山から蝦夷鹿が届く。
 今年も気が付くとジビエの季節。
 今年はご存知の通り、
 台風の被害が尋常ではなかった。
 先の伊豆大島を襲った台風は北海道でもその猛威をふるう。
 猟師さんの話だと
 山も倒木など相当荒れていて
 入山もままならないよう。
 苦労して捕らえていただきました。
 4才位のオスの蝦夷鹿。

          

 


 25年11月                  
  
  和歌山産活けのクマエビ。通称足アカ。

  下関からは活けのウチワ海老。

  偽称問題も何処吹く風
          

 
25年11月                  
舞鶴から天然の真がき。
流通している真がきの99パーセント?は養殖。
天然物の真がきは稀少。
丹後の山から流れ出した養分をたっぷり
貯えています。

          


 

25年12月                  



23日から25日のディナーに
クリスマス特別コース¥8400(税込み)をご用意させて頂きます。
(当日は特別コースのみのご用意になります。)
御予約お待ちしています。