2005
食材の入荷状況をはじめ、日常の中、旅先等で見聞きした出来事を紹介していくページです。
17年1月
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくおねがいします。
正月は田舎に帰り、後楽園に行きました。
後楽園から見た岡山城です。
別名『烏城』というように、黒いお城でしょ?
17年1月
先日、フランスからドメーヌ・アルベール・マンのモーリスさんが来日の折、
奥さんのマリークレールさんとご一緒にお店に顔を出してくれました。
「自然なぶどう栽培」を哲学とするこのドメーヌはおいしいワインをつくるために労力を惜しまずぶどう栽培に取り組んでいます。脱帽です。
一緒に写真を撮ったのですが、ファイルする際に不具合が出てデータが
消えてしまい非常に残念!
17年2月
がらではないが、毎週水曜日、調理師学校に講師として勤めています。
今期ももうじき卒業です。希望に満ちた顔を見ているとこれからが楽しみです。自分も一生懸命やらなきゃ。
17年2月
やっとヒヨドリが入荷しました。
昨年の天候不順の影響か?例年の猟場に群れがなかなか姿を
現さなかったそうです。
写真のみかんを食べているんですよ。
17年3月
相模湾でホタルイカが獲れました。
やっと春の海です。
花鯛も少しずつとれはじめました。今年の冬はシケがおおく,魚の仕入れに苦労しました。海が春になると魚種も漁獲も増え、いろんなものが提供できると思います。楽しみです。 ちなみに今、小田原早川漁港、アンコウがいっぱいです。肝たっぷり入っています。
17年3月
国立駅北口すぐにある藤野氏のワインバー、
ラ ヴィーニュです。
http://www.la-vigne.jp
藤野さんとは以前に一緒に働いた事のあり、気心知れた仲なので
たいへん寛げます。(店側からすると問題あり?)
ワインもおもしろいものがたくさんあり、楽しめますよ。
17年3月
桜の開花間近のこの時期、小田原では真鯛がたくさん水揚げされています。写真の鯛は6キロUPの活ものです。
いかがです?
17年3月
3月最後の休日に小田原早川の石垣山に行ってきました。
天正18年に秀吉が小田原攻めの際、総石垣の城を築城したところです。
石垣一夜城として知られる
写真は本丸、天守台近くの物見櫓から見た小田原市内です。
市内中央付近の黒い影みたいに見える場所が小田原城です。
気分は秀吉?
一夜城には諸説あるが、びっくりしただろうな北条氏政、氏直親子も。
右に見えるのが相模湾で、
写真右の切れたあたりが早川漁港です。
左下は二の丸跡で奥の高台が本丸です。現在は歴史公園として整備されています。その他の曲輪も残っていて、実際歩いてみて改めて思いましたが、かなりの規模です。
千利休が秀吉の労をねぎらい茶会を催したのも納得!
東側斜面には花ニラとつくしが顔を出していました。
↓
17年4月
東京湾三番瀬で捕れた江戸前天然の浅利がやっと入荷しました。
春本番です。
この浅利は本当に穏やかな優しい味です。
風味がいい。良い出汁がでるんだよね〜。 葉は野かんぞう。
17年4月
お天気に恵まれたので山梨一宮まで。
一面桃色を期待してたが、まだちょっと早かった・・・。
何とか開花している木を見つけ、写真を撮ってみた。
後ろに見えるのが大菩薩峠。まだ雪が残っている。
このまま帰るのも口惜しいので、塩山の恵林寺へ。
途中、笛吹のあたりで<甲州桃太郎街道>を発見!
岡山生まれの私にとっては、気持ちは複雑。
武田信玄の菩提寺として知られる乾徳山恵林寺の参道の
桜もひっそりときれいです。
右の写真は、織田信長軍が甲斐に攻め入った折、
、 炎上する楼上で快川国師が「心頭滅却すれば火自ら涼し」と
唱え寺と運命をともにしたことで有名な三門です。
17年5月
今回は一路、高遠まで。杖突街道のしだれ桜を見ながら想
いは城跡へ。以前読んだ池波正太郎氏の真田太平記の
冒頭が、高遠城における織田軍と武田方の攻防だっつた
のを思い出しながら・・・
明治8年に城址公園となり、桜の名所になっています。
今回は新緑の桜。写真は二の丸跡と本丸跡に架けられた
桜雲橋にかかるコヒガンザクラ。
杖突峠から蓼科方向を望む。
この後,左奥に見える茶臼山へ。
蓼科を抜け麦草峠。
日向木場展望台から南アルプス方向を望む。
(写真上と下で向き合っている)
麦草ヒュッテ付近はしっかり雪が残っていました。
雪どけの水がちょろちょろ流れ出し、 小さな川になってゆく。この付近はほんの僅かの差で
千曲川に流れ日本海に出るか、諏訪湖、天竜川経由で 太平洋に流れ出ることとなるか、水一滴の運命は 変わります。 残雪を数十メートル動かすだけで気分は神様?
17年6月
今回も城跡ネタ。
意外と城跡を巡ると食材探しのヒントになる?
今回は北条氏照が城主、八王子城。
北浅川と城山川に挟まれた深沢山が城の主要部分という
かなりでかい山城です。
標高460mの山頂部が主郭。
昭和、平成と一部発掘調査,修復、整備されハイキングコースとなって
います。ハイキングといってもかなり急な場所もあり。
山の麓にある城主居館と考えられる御主殿一帯は本格的に再現,復元
されています。写真の橋は古道から御主殿へとつながる曳橋です。
右の写真の石垣、石段は虎口です。400年土に埋もれたままだったの
でわりとそのままのかたちで出てきたそうです。
秀吉の小田原攻めの際、前田利家らの軍勢に攻められ落城したのです
が,落城後は立ち入り禁止となり、江戸時代は幕府直轄地として保護さ
れていたため、当時の様子をよく残していると思います。
天気も良く、蝶は舞い、うぐいすは鳴き、木漏れ日のなかの散策、気持
ちのいいものでした。そうそう、城山川の上流には滝もあるんです。
実は朝から散策して、この後、調理師学校の講師。ちょっと疲れた。
17年6月
室蘭産の本物の生のシシャモ「柳葉魚」です。これから産卵のため遡上しに沿岸に近づいてきたものです。
名はアイヌ語のシュシュハム(柳の葉)に由来するそうです。
最近では生干しも本物が少なくなりました。
鮮度の問題で航空便での入荷の際だけ提供できる魚です。
17年6月
三浦半島沖定置網に入って小田原早川漁港にて水揚げされた
120`の本マグロです。写真は、かま下の大トロの部位です。
身が縮むほどの鮮度なので熟成が必要です。
今食べても新しくすぎて味はないんですよ〜!
フランス料理店というよりも鮨屋だね、うちは。
17年7月
相模湾の鱧です。関東ではあまり馴染みがないですが、
「梅雨の雨を飲んで美味くなる」と昔から言われ、これからの時期、
名前の通り大変豊かな味わいになる魚です。何にしても美味い。
ただこれからの時期、いいサイズのものは料理屋さんが欲しがり
値段が高騰するんです。あっ・・・うちも料理屋だ。
でも高いと面白くないので、いいものを安く上手に仕入れてお安く提供できればと考えています。タイミングがあえばいいけどね。
余談ですが、,鱧って大変獰猛で生命力も強く首をはねて時間がたっても
頭だけでも噛み付こうとするんです。(築地あたりで売っている中国産の鱧
はわりと穏やかなんですが。)
17年7月
小田原の定置網に入った「赤海老」です。ツノナガチヒロエビという
学名で生息水深は200〜1300mで定置網に生きたままかかる
ということは通常考えられないことです。黒潮大蛇行の影響か?
天変地異の前ぶれか?
何もなければいいけど・・・
17年7月
自宅庭先の「のうぜんかずら」が花を咲かせました。
木からつるを伸ばし花を咲かせるんです。
青空に大変映えるのですが、写真はあいにくの曇り空。
17年7月
夏の恒例行事、シュノーケリングへ。
台風7号通過直後の西伊豆田子瀬に行ってきました。
早朝、大観山付近から芦ノ湖ごしに富士山を望む。
厚木あたりまで雨が残っていたので心配でしたが
箱根近くでご覧の通り晴天に。
見られるようでなかなか見られない夏の富士の全景!
天城の浄蓮の滝も台風一過ですごい水量。
マイナスイオンでまくり!
肝心の海はやはり少々波が高く、入り江で遊ぶ事に。
防波堤の内側は穏やかで台風後といえども透明度は高い。
(通常時は抜群の透明度!)
台風の荒波から逃れたのか?防波堤の下は“ウニ”だらけ!
でかいウニが折り重なる様におびただしい数。
市場のいけすの様。
魚はスズメダイの仲間が多い。
ソラスズメ、ルリスズメ、ロクセンスズメ等‥。
メジナやウマズラハギも。
帰りは少し離れた浜の公共温泉へ。
露天風呂の目の前はサーフビーチ。
地元の高校生と思われる数人が波乗りを
楽しんでいるのを見ながら疲れを癒す。
良い一日でした。
17年8月
今回は夏休みを利用して、四国の四万十川へ。
以前から行きたかった所でしたが、なかなか行くことが出来ず
やっと念願かないました。
日本最後の清流といわれるだけあって大変きれいな川です。
写真は「岩間の沈下橋」。
欄干がないため、川の増水、氾濫にも流されることのない
ご覧の様な橋を「沈下橋」と呼び、
現在も現役の橋や道路台帳から抹消された橋など
数多く点在します。
写真のおっさんは遠くて何を言っているのか
わかりません。
上流域から河口までずっと見てきたのですが、
普段は大変穏やかな河川で
あちこちで遊泳している子供たちを見かけました。
下流域では屋形船もでており風情あるものです。
いまでは、天然の鮎が捕れる河川も数えるほどですが
ここ四万十川も数少ないうちのひとつです。
当然食べてきました。
天然の鮎、鰻、川海老、川海苔、ゴリ、どれもうまい。
その後、高知へと海岸沿いに走る。
海が青い。とにかく青い。
サーフィンやりたい。
写真は窪川町興津のビーチ。and 海亀。
毎年、地元の小学校が保護、孵化させて
放流しているそうです。
17年8月
「江戸前羽田沖天然うなぎ」!
羽田沖は穴子で有名ですが鰻もいるんですね〜。
前回、自分だけ「四万十川の鰻」を食べてきたとお叱りを頂いたので
皆さんにも・・・
でも、滅多に捕れないからな〜
17年8月
休日、あまりの暑さに耐え切れず、午後から高原をめざす。
目的もないまま八ケ岳方面へ。あっ?涼むのが目的か。
まず、着いたところは小淵沢。
左の写真は八ケ岳の麓に残る「棒道」。
武田信玄が北信濃を平定するため、善光寺平に向かう直線的に造った
軍用道路。 少し涼しいぞ。
この先どうするか・・?
悩んだ末、着いたところは清里。
以前と比べだいぶ落ち着いた街になって
います。清里といえば牛乳・・よりも
この「千ヶ滝」!
八ケ岳山麓付近あまりいい滝は知らないが
ここの滝はいい◎
私有地ということか地図にもでてなかったり
する。大門川本流で落差20m水量も豊富。
飛沫もかかる。いやぁ〜涼しい。
野辺山は一面、高原キャベツ。
バックの八ケ岳が雲にかくれ少し残念。
帰りは佐久から秩父にぬける道を選ぶ。
十国峠越。途中、「乙女の滝」で涼をとる。
出発しようとするとヘルメットに
クマンバチが!
格闘すること20分。(ただ見てただけ)
そうこうしてる間に雲行きが・・・
急がねば!
峠を越えると晴天に。何とか間に合った。
夕暮れ前、中里村に。
ここは日本ではじめて恐竜の足跡が
見つかった所です。
写真は複数の足跡が残る「さざなみ岩」。
太古の昔、波うち際にあったこの岩が
地殻変動で隆起し、今は山の中。
昭和60年に専門家に恐竜の足跡と認定され
県の天然記念物に。
しかし、何にもかわらないな〜
この看板をはじめとする周りの雰囲気は
脱力ものです。
近くの神流川沿いには不釣合いに立派?な
恐竜センターなるものとかを造るのに
20年前に訪れた時の脱力感とまったく同じ。
ある意味貴重かもね。
この後、志ヶ坂峠を越え、
ドコデモドアで国立に。
あっ!恐竜が!
17年8月
今年は聖蹟桜ヶ丘の花火大会が休日と重なった。
夕刻、自転車で多摩川の土手を走る。
夏の夕暮れの草の匂いと川のせせらぎの音、花火の空砲。
子供に還った様にワクワクする。
人ごみは得意ではないので、対岸の少し離れた所に陣をとる。
ビール片手に・・・?
いえいえ、そんな事はありません。なにせ子供なのですから。
帰って夏休みの宿題やらなきゃ
。
17年9月
仲秋の名月はご覧になりましたか?
以前、日々の忙しさに追われ
「空」を見上げることを忘れた自分に気付き
意識的に「空」を見上げ、心の余裕を取り戻そうとした事があります。
空を見上げ、季節の移り変わりを感じ、自然の中で心潤う。
おいしいものをおいしく感じる。
そんな心でありたいものです。
17年9月
国立旭通りに構えるバー「ジェムストーン」
スタッフの人柄の良さが滲み出た居心地の良い
オーセンティックバー。
心の疲れを癒す場所も必要・・・
17年9月
「ハタハタ」です。鳥取浦富海岸網代産。
ハタハタといえば秋田の男鹿が有名。
東北あたりでは11月くらいから雪が降る前、雷が鳴る。この頃、産卵のため
接岸するのでカミナリウオの別名をもち、「ブリコ」をいっぱい腹にかかえる。
「ブリ子」好きにはたまらない。が!どうしても産卵期の魚は身に力がない。
ハタハタの上品な身を楽しむのなら産卵前と私は考える。
そこで山陰地方。鳥取浦富から兵庫香住あたりの今時期。
で、どうゆう理由かこのあたりで捕れるのはオスが多いらしい。
まあ、とにかくおいしい。一度試していただきたい。
17年10月
毎年、この時期になると決まって作るスープ。
もう10年以上になるな〜。
「静岡磐田の海老芋」「京都丹波の栗」
「丹波黒の枝豆」「岩手のどんこ椎茸」
「北海道産ゆり根」この食材が揃うのは一時。
その時だけつくれるものなんです。
日本フランス料理と名のるきっかけになった
思い入れのある料理。
17年10月
おかげさまで、11月に7周年を迎えることになりました。
これもひとえに皆様方のおかげと感謝しております。
その感謝の意味を込めて特別コースを御用意させていただきました。
7周年特別おまかせコース
\5,000 (税込み)
メニューの内容は当日の仕入れにより決めさせていただきます。
* 2日前までに御予約をして頂ければ幸いです。
11月20日まで
昼夜ともご用意させて頂きます。
期間中ランチタイムにご来店のお客様にはディナー割引券を進呈!
(割引は11月中なので早めがいいかも)
17年10月
やっと長雨があがり、今年も「からすみ」の作製にとりかかりました。
小田原の早川漁港の定置網に入ったボラから魚卵をぬいたものです。
定置網にて捕れたボラはほとんど活きた状態で水揚げされるため
魚卵の状態もいいのです。一般的には東京でボラの魚卵を手に入れようと
すると、九州あたりから送られてくる物を築地で買わなければならない。
当然鮮度がおちる。まったく色が違う。尚且つ高い。
で、自分でつくると塩分調整や硬さも自在。
尚且つ、ちょっとした工夫も・・・それは御来店の折。
知る人ぞ知る「クリマのからすみ」!一度お試しあれ。そんなたいそうなものでもないか・・・出来上がりは11月中旬くらいかな?
17年10月
ジビエの季節です。
本州は11月15日から猪、本州鹿、猟の解禁です。
が、一足早く、北海道は10月25日解禁。
今年の北海道は冬の訪れが遅いそうですが、
やっと大雪山山頂に雪が積もりはじめたそうです。
そんな中、エゾ鹿が届きました。
10月29日、大雪山南側で捕えられた3〜4才のメスです。
17年11月
国分寺の[BAR Ni] (ばぁに)
昨年、このページでも紹介したBAR。ベルギービールを数多く取り揃える。
先日、他の用件で訪れたところ「マレッツno.6」の生がスポットであるという。
それは珍しいと飲んでみた。「うまい!」これはネタにつかえる っと写真に
収める。飲みかけの写真で申し訳ない。すみません。
ビールだけじゃなくカクテルも素晴らしいこのお店。是非どうぞ。
17年11月
田舎の岡山から「ままかりの酢漬け」が送られてきた。
何故か田舎の母が「ままかり」に凝り始めた。
炭火で焼いてから酢漬けにすると骨まで柔らかくなるという事に気付き
漬け地をいろいろと試しているらしい。
その歳でたいしたものだと感心する。そしてありがたい。おいしく頂いた。
ちなみに岡山には「ままかり」は岡山にしかいないと思っている人がかなりいるが、正式名称は「サッパ」であり本州に広く分布する。
飯(まんま)を借りるほどうまいということで「ままかり」。岡山の名産である。
で、ここまでひぱっといてから言います。
当店でお出しすることはありませんのであしからず。
17年11月
伊豆の天城で捕えられた2才半位のオスの猪です。
生態を把握した上で罠にて生け捕りにされたものです。
胃の中からは山栗が出てきたそうで良質の脂を蓄えた個体です。
「若い」「山栗」「生け捕り」というのがキーで臭みはありません。
詳しい話は御来店の折。
年を越すと産卵期に入るため肉質が変わり、臭みがでるため
12月中までしか扱いませんので、お早めにどうぞ。
猪肉のイメージ変わるよ。
17年11月
紅葉を観に出かけた。
秩父から奥秩父、雁坂峠を抜け
塩山、丹波山、奥多摩と廻ってきた。
が、やはり少しばかり遅かった。
紅葉は枯れ、寒さが強調される。
途中、「道の駅」に数箇所寄り、
何か面白い物産や情報はないかと物色する
が特にこれはという物は無し。
しかし野菜などは飛ぶ様に売られている。
地野菜とうたって、たいしたものでもないものが
たいそうな値段で。
場の雰囲気というか思い込みって怖い。
と、いうことで今回は収穫なし。
17年12月
猪の写真が続いておもしろくありませんが、お付き合いを。
南伊豆で罠にて捕えられた1才少しのメスの猪です。仔を産んだことのない
ウリ坊で肉質はとても柔らかい。どんぐり等、木の実を食べ脂の付きも
ほどほどでちょうどいい。山の清水で血抜きされ臭みもでない。
17年12月
たまには普段の魚のはなし。
写真は「小田原の鯵、鯖」「川奈沖金目鯛」
「江戸前本ミル貝」「常磐産紅ずわい」
「小田原のウスバハギ」。右下は、朝、小田原で水揚げされた鯖をおろしたものです。定置網の活〆もので細胞が生きているため、ご覧のように身が縮む。
鯵もでかい。比較のためビールを置いてみたがわかりにくいね。40cmはあるんです。金目が小さいわけじゃない。
江戸前でミル貝がとれるって?いいところに気がついた!
そう!獲れるんです。これもかなり大きいよ。
写真の魚が全部大きいため普通の大きさになってる。
この蟹も大きんだよ。
17年12月
焼津産1.5M級の活け〆「アカヤガラ」
外海に面した定置網や釣りで漁獲される。かなり美味で刺身や汁の実に
される。でかいサイズは漁獲量が少なく、高級魚のため料亭などにひきとられ、普段あまりみかけることがない。そのせいかあまり認知度がないため、
当店でランチメニューでお出ししてもあまり注文がない。
ちょっと口惜しいので言わせてください。通常、ランチのお値段で食べられる
魚ではないんですよー。「できないことを可能にする」と日々がんばっています。是非食べて〜!
17年12月
真鶴で獲れた「平スズキ」。もちろん活け物。
いわゆるスズキとは別もので、スズキの旬が夏なのに対して「平」は冬。
「丸」と呼ばれる一般のスズキに比べ体高が高いのが特徴。
「丸」は内湾、河口域に入り込むため、泥くさいものが多い。江戸前のものとかはもっての他である。それに比べ「平」は外洋に面した岩礁等に生息し、臭みもなく、味もはるかに良い。
Copyright(C)2004 COCHU TENCHI Le Climat.All Right Reserved